どうしようもない性分

夜中の薔薇 (講談社文庫)

夜中の薔薇 (講談社文庫)

掛け持ちで同時に3冊の本を読んでいます。
時間があれば一気に読み上げたい本。
ちょっとした余裕があれば少しずつ読みたい本。
職場で休憩時間に読みたい本。
今日やっと辿り着いたお話は向田邦子さんの「夜中の薔薇」にある「手袋をさがす」。
このお話は彼女の実話でいろんな方に評価されているため気になっていました。
本文中にある「今のうちに直さないと、一生後悔するんじゃないのかな」という上司からの言葉。
「だが、年をとってその気性では、自分が苦労するぞ」という父の言葉。
ぐさりっぐさりっ!何故か私に突き刺さる。
それもそのはず。
向田邦子の捻くれたどうしようもない性分に私は似過ぎている。
彼女は反省をするものの最終的には自分を貫く覚悟を決めどうしようもない性分のまま生き抜いてしまう。
それを幸せとみるか不幸とみるかは人それぞれ。
まぁそれだけのお話ではないんですがこのお話により私は危機を感じてしまいました。
私は反省をすることで満足してしまっている。
実行できていないんじゃないか。
昔だと彼女と同じく貫き通してしまう傾向だったけど今はそうではない!
また大きな課題が残ってしまいました・・・。