再び絵本作家

riyoko2007-09-02

好きな絵本作家は沢山いらっしゃるけれどどちらかと言えばクスッと笑える作品やイラストが好きです。
その中でもお気に入りの「うそつきのつき」は今や世界でも注目されている荒井良二さんイラストのもの。
そして何気に見ていた番組でこの絵本作者である内田麟太郎さんのことを知りました。
看板職人で詩人であった父親が再婚したことにより義母の愛情不足が影響し非行に走ってしまった内田少年。
一人上京し結婚、看板職人となるが怪我をしてしまい家族を養うために童話作家を目指す。
その作品「さかさまライオン」で賞をとる。
ちなみにこの絵本のイラストは長新太さん。
内田さんは尊敬する長さんにアドバイスを受け自らの良いことろを伸ばし絵本を作っていきたいと思われたそう。
そして内田さんの転機となる義母からの電話。
賞をとったことを知り泣きながら「父親が生きていれば喜んだだろう」と話す義母に対し初めて何か深いものを感じとりやっと和解できたよう。
愛情を受けることが出来なくて辛く義母を困らせた内田さん、上手く愛情表現出来ないことに悩んでいた義母。
内田さんは大人になり自らの生い立ちや義母の気持ちを振り返った上で絵本を作り出すこともあるようです。
人に歴史ありと本当に感慨深い番組でした。