1996・再び

riyoko2009-09-27

夏そして夏の終わりには何故か「かせきさいだぁ」が聴きたくなる。
まさしくサイダーの如くスカッとする。
そして考えさせられ懐かしい気持ちにもなる。
私の中では色褪せない名盤である。
発売当時の1996年私は20歳。
「夢の夢の夢の夢」の歌詞通り相当な夢見がちな人間だったように思う。
そんな私が当時から気になっていたもの。
それは歌詞に登場する「檸檬/梶井基次郎」の本。
20代半ば私の勤め先は京都にあり通勤路になる「丸善」にはよく出入りしていたのです。
そう梶井基次郎檸檬を置いて去った丸善
もちろん丸善には「檸檬/梶井基次郎」の本が堂々と紹介されていました。
さらに京都といえば清水寺方面と二条方面が最初のお気に入りスポットだったこともあり梶井基次郎檸檬を購入した果物店も承知済み。
気になり始めてから13年を経てふと「檸檬/梶井基次郎」を購入してみました。
読んでみて初めて知った世界観そして文章表現の豊かさ。
現在の私にとてもしっくりくる読み物です。
改めて「かせきさいだぁ」を聴いてみると13年越しに以前より鮮明な新しい感覚が加わったのも確か。
なんだか不思議な出来事です。